皆さまこんにちは。Gallです。
実は今回の記事で50本目となります!
まさかここまで続くとは思ってませんでした 笑
いつまで続くかはわかりませんが、
今後ともお付き合いのほどをよろしくお願い申し上げます。
さて、今回は前回の宣言通り、
エルキドゥの運用方法について考察してみようと思います。
いやー、皆さんご存知かとは思いますが、
エルキドゥは非常にライバルが多い上に扱いが難しいキャラなんですよね。
私自身、「人気のないキャラほど使いこなしたくなる」
というポケモン時代からのドM精神で実装から何だかんだ
色々考えをこねくり回した途中経過報告として、今回はまとめてみます。
データの出典はいつものwikiから
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真名:エルキドゥ
クラス:ランサー
レアリティ:☆5
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第七章実装と共に登場した、恒常排出では初となる☆5単体宝具のランサー。
しかしその正体は、扱いにくい性能に加えて
本編でも悪役メイン(しかも実は別人)での登場と何かと不遇なポジション。
孤高の王である英雄王ギルガメッシュが唯一の”友”と呼ぶ存在であり、
登場作品である『Fate/strange Fake』では大活躍なのだとか。
ガチャ課金の額を控えて、いい加減買おうと思ってます 汗
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【ステータス比較】
・ エルキドゥ :HP 15300 ATK 10780(天)
・ スカサハ :HP 14825 ATK 11375(星)
・ブリュンヒルデ:HP 14825 ATK 11432(天)
・ 玉藻の前 :HP 15147 ATK 10726(天)
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数値で見ると玉藻ちゃんサマーをちょっと強くした感じでしょうか。
耐久寄りのエルキドゥ、玉藻と
攻撃寄りのスカサハ、ブリュンヒルデで棲み分けがなされているようです。
ちなみにランサークラスはATKに1.05倍の補正がかかるため、
実数値としては ATK 11319 相当の数値になります。
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【カード性能】
Buster:1枚 1hit
Arts :1枚 5hit
Quick :3枚 4hit
EX : 6hit
宝具 :Buster 5hit (単体攻撃)
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特筆すべきはQuick3枚のカード構成。
これが良くも悪くもエルキドゥの個性となってきます。
ただし気配遮断スキルなどがあるわけでもないので、
性能はあくまでも
「4hitする普通のQuickが3枚ある」
と言ったところ。
勿論ヒット数が他のランサーよりも多いことは強みですが、
本業のアサシンなどと比べるとどうしても物足りなさが残ってしまいます。
一方でArtsは N/A=0.53 の5hitということで、
Artsが1枚しかないものの現状カード1枚あたりでの
NP回収性能は”山の翁”に次いで第二位の性能となっています。
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【クラススキル】
・対魔力 A(自身の弱体耐性 +20%)
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ここ、もうちょっと何とかならなかったんですかね(本音)
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エ ヌ マ ・ エ リ シ ュ
【宝具】《人よ、神を繋ぎとめよう》(Buster)
・敵単体の防御力をダウン(3T)(OCで効果アップ:20~40%)
・敵単体に超強力な攻撃(Lvで威力倍率増加:600~1000%)
・〔神性〕を持つ場合、敵単体にスタン状態を付与(1T)(500%)
※宝具強化未実装(2017年1月現在)
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マルタ〔ルーラー〕に続く、
「防御デバフ→ダメ-ジ」の順序で判定が発生する単体宝具です。
このため、(デバフが通れば)実質的には20%~40%のATKバフを
宝具ダメージ前に3T付与するような性能となっており、
他の単体宝具以上に威力を大きく伸ばすことができるのが最大の特徴です。
また、〔神性〕を持つエネミー限定ではありますが、
ほぼ100%発動するスタンも強力です。
特に相性有利のアーチャークラスのサーヴァントは
宝具チャージが3ターンと短いため、
防御手段としても非常に有用です。
※ちなみに、〔神性〕を持つサーヴァント以外の一般エネミーは
現状スフィンクスのみ。
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【保有スキル】
①変容 A(CT7→5)
・自身のButsterカード性能をアップ(1T)
Lv1:30% → Lv10:50%
・自身のArts又はQuickカード性能をどちらかランダムでアップ(1T)
Lv1:30% → Lv10:50%
②気配感知 A+(CT7→5)
・敵単体のクリティカル発生率をダウン(3T)
Lv1:30% → Lv10:50%
・敵単体の回避状態を解除
③完全なる形 A(CT12→10)
・自身のHPを超回復
Lv1:5000 → Lv10:10000
・自身の弱体状態を解除
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個性的な3種類のスキルを揃えています。
しかし、それぞれ用途が掛け離れており、
これがエルキドゥの扱い辛さの原因の一つともなってしまっています…
スキル①は《魔力放出》におまけのついたようなスキル。
Busterバフは確定であるため、
宝具を発動する前のバフとしては非常に優秀です。
ただし、ArtsとQuickのバフはどちらか一方がランダムで付与される為、
カードの配分次第では事実上の不発となってしまうこともしばしば。
追加効果はあくまでおまけとして考えた方がいいでしょう。
ちなみに、運よくArtsバフ発動&クリティカル発生となると
大幅にNPを回収できます。
スキル②はクリティカル発生+回避解除という個性的なスキル。
強化解除と違い、回避状態だけを解除するスキルの為、
一見すると非常に使いどころの少ないスキルに見えます。
しかし、エミヤを始めとするアーチャークラスのサーヴァントは
《心眼》等の回避スキルを持っていることも多く、出番はあるようです。
尤も、〔神性〕持ちでエルキドゥが弱点をつけて
非常に限られてはいます(オリオンは〔神性〕無し、イシュタルは無敵)。
このスキルの本領はどちらかといえば
クリティカル発生率ダウンの効果です。
Lv1でも30%ダウンと高い倍率であり、
殆どのエネミーのクリティカル発生を無効化
してくれます。
※詳しくは前回の記事(【FateGO マメ知識】エネミーの『クリティカル発生率』について - げーと・おぶ・ほかろん)にて
また、3T持続の最短CT5ということで、敵単体への効果ではあるものの
クリティカルの発生を3/5ターンにわたってほぼ無効化できる効果は
非常に強力なものと言えます。
スキル③は一度に大回復を行いつつ弱体状態を解除する、
いわば「回復量が増えた代わりにCTが長くなった《仕切り直し》スキル」
と言った性能です。
このスキル、最大回復量は1万と、
Lv90時点のHPの約三分の一を一度に回復できる
破格の回復性能を持つ代わりに
CTが最短でも10ターンと非常に長く、
2回目の使用はほぼ望めないという大きなデメリットも抱えています。
そのため、抱え落ちするのは勿体ないものの
使用タイミングの見極めが非常に重要であり、
扱いに難の多いスキルとなっています。
***
【「弱点」の分析】
さて、ここまでかなりマイナスイメージの多い解説を行ってきましたが、
それはあくまでも
エルキドゥの弱点を洗い出し、役割を明確化する為
であります。
別にエルキドゥは使えないサーヴァントだ、と言いたいわけではありません。
以前の記事(【FateGO】「弱点」を知る、ということ【運用論】)同様、
今回も「弱点」という視点から、エルキドゥを分析してみようという訳です。
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それでは、ここまでで見えてきたエルキドゥの弱点を列挙してみましょう。
①宝具主体の火力型なのにQuickが3枚もある
②そのQuick自体も、単体では別段スターが出やすいわけではない
③《変容》の追加効果が不安定
④《完全なる形》のCTが長すぎる
⑤自身での回避手段を持たない
おおよそこの5点でしょうか。
まだまだエルキドゥを使い込んではいないので、
現段階ではギルガメッシュよりも発見できる欠点が少ないですね。
①、②の弱点はカード構成上の弱点です。
こればっかりは、はっきり言ってどうにもなりません。
しかしながら、
・Busterの宝具による高い打点
・4hitとアサシン以外で見れば優秀なQuickが3枚もある
・ランダムながら最大50%のQuickバフを持つ
といった特徴を両立している、という長所でもあります。
例えば、高難易度クエストにおいて
Busterのカードに弱体解除無効の大きなデバフ
(或いは強化解除無効の高いBuster耐性)が入った場合、
エルキドゥ自身は《変容》によりBuster火力はある程度誤魔化すことができ、
同時にメインのカードはQuickであるためデバフの影響を回避できる…
なんてこともあるかもしれません。
そもそもこんなことあるかどうかも分からないし、
仮にあるとしてもスカサハでいいんですけどね…
③の弱点についてはBusterバフ+おまけ、
と割り切って運用することで克服できると思います。
っていうかそれで許してください!オナシャス!
④の弱点については、いくつかの解決方法があります
1.玉藻の前の宝具などでCTを縮める
2.クールタイム中を他のキャラからの回復スキルで凌ぐ
この場合、私は2番目の手法がより現実的であると考えています。
詳しくは後程。
⑤の弱点についても、優秀なサポートサーヴァントを
セットで運用することである程度解決できそうですね。
やはりマーリン優秀すぎる…
***
【相性の良いサーヴァント】
さて、ここからが本番。
先ほど分析した弱点を踏まえた上で、相性の良いサーヴァントを考えてみましょう。
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〇マーリン
説明不要のサポート系強キャラ。
エルキドゥとは以下の点で噛み合います。
・宝具へのBusterバフ
・《夢幻のカリスマ》のNP供給によりArts1枚の弱点をカバー
・《幻術》により、《完全なる形》のCTをサポート
・宝具による持続回復、スター供給
・自身はArtsを3枚持つため、Artsチェインの機会を増やせる
・《幻術》と《気配感知》によるクリティカル封殺性能
ギルガメシュの時と同様、
エルキドゥに足りない部分を綺麗に補ってくれている印象を受けますね。
マーリンは何でこう、バビロニア鯖と相性がいいんでしょうかね 笑
ちなみに諸葛孔明はどうかというと
・NP供給は確かにうれしい
・しかしエルキドゥ自身はさほど星が出せるわけでもなく、
且つランサー補正で星を吸いにくいため、《鑑識眼》を活かしにくい
・孔明は回復手段も持たないためジリ貧になりがち
ということで、相性がいいかというとそんなことはなく、むしろ
「ただ単に孔明が優秀なだけ」という状態になります。
〇ネロ〔ブライド〕
嫁王の強みは何といっても、
3種類のスキルすべてが綺麗にエルキドゥと噛み合うところです。
・QuickのNP効率も補助できる《天に星を》
・火力を大幅に上げつつQuickのスター生成力も向上する《地に花を》
・最大5T回転で防御アップもついてくる回復スキル《人に愛を》
・デバフが5T続く宝具
何といっても《人に愛を》の性能がエルキドゥにはうれしいもので、
《完全なる形》の再充填待ちの時間を凌ぐには
これ以上ない最適な性能となっています。
また、Busterが2枚あり、キャスタークラスと比べて
Buster始動のチャンスを増やせることも嫁王の大きな強みですね。
ただし、エルキドゥが相性有利なアーチャーに対し
嫁王自身は相性不利であるため、編成の際は注意が必要です。
マーリン並みのバスターバフと高性能な回復スキル、
そして敵宝具ダメージカットと回復を併せ持つ宝具があり、
エルキドゥとセットで運用する場合には
マーリンと嫁王の中間のような使い勝手となっています。
ナイチンゲール自身のQuickが6hitと優秀な性能なのもさりげなく◎ですね。
〇トリスタン
エルキドゥのQuick3枚という個性を活かす場合、
Quick主体の彼もサポート枠の候補として挙がります。
・《治癒の竪琴》による防御性能
・宝具による弱体耐性ダウンにより、
宝具チェイン時にエルキドゥの宝具デバフ成功率をアップできる
・強力なデスペルスキルである《騎士王への諫言》
・Quick主体のカード構成で積極的にQuickチェインを狙える
こうした点では非常に噛み合うわけです。
ただし、エルキドゥでどれだけ星を出しても
アーチャーであるトリスタンの方が星を吸いやすいという点には要注意です。
オルタではなくルーラーの方です。
不人気コンビとは呼ばないで
・宝具による無敵+持続回復+防御バフ
・《啓示》によるスター供給
・《真名看破》で宝具をしのぐ→《完全なる形》という応用性
・《神明決裁》による防御性能
宝具デメリットがやや目立ちますが、
しかしこういった防御的な面だけ見れば、
正直マシュよりもジャンヌの方がエルキドゥとは相性が良かったりします。
ジャンヌの弱点も、マスター礼装『アトラス院生服』を使えば
・《イシスの涙》によるスタン解除
・《メジェドの眼》による《完全なる形》のCT短縮
と両者の弱点を補うことができ、一石二鳥な感じでカバー出来たりもします。
***
私が分かり易く相性がいいな、と感じたサーヴァントは以上です。
これらのサーヴァントとセットで運用することで、例えば
・スカサハにはできない持久戦
・スカサハにはできない高速NP回収
といった形で、最大のライバルでもあるスカサハと
差別化することができるようになる…かもしれません!
高難易度クエストの制限次第では
スカサハよりも活躍できる可能性がある、ということですね。
***
【総括】
恒常では初の☆5単体ランサー。
非常にクセの強い性能の為、一般クエストでは
スカサハ、ヴラド三世〔EXTRA〕等のライバルに差をつけられています。
しかし、持ち前の持久力や特異なカード構成により、
高難易度クエストにおいて活躍の芽が見込まれている存在です。
「道具をどう使うかは使い手次第」
といった在り方をまさに体現するのがエルキドゥであり、
マスターの技量に応じて相応のポテンシャルで応えてくれる
玄人好みなサーヴァントと言えるでしょう。
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今回の考察は以上です。
世間からの風当たりの強いキャラ故、
普段よりもかなり文量が多くなってしまいました。
しかし、私自身まだまだエルキドゥの運用は研究途中です。
これに飽きることなく、さらにより良い運用を考えていきたい所です。
それではこの辺で。ごきげんよう。